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燈々無尽
このコラムは高千穂町の広報誌にも「病院だより」として掲載しています。
第22回
入院から退院後の生活支援
療養・地域包括病棟師長 児玉朱美
2016年3月号
療養病棟について
療養病棟とは、重篤な症状が緩和し、病状は比較的安定しているが引き続き病院での療養が必要な患者様にご利用いただく病床・病棟です。
本病院では、４階に医療療養型病床６０床を運用しています。
この医療療養型病床では、特別養護老人ホームや介護老人保健施設より重度の要介護を必要とする患者様を受け入れています。
特別養護老人ホームや老人保健福祉施設では、食事や入浴・排泄等の介護サービスが提供されるのに対し、町立病院では寝たきり等の重篤な状態にある急性疾患から回復期に向かう患者様に対し医学的管理下の医療・療養を提供しています。
そのため、特別養護老人ホーム等のように「終身制」ではなく、状態が改善し安定した場合には患者様・ご家族と面談を行い在宅復帰に向けた支援を行っています。
地域包括ケア病床
更に、本病院では療養病棟内に１４床の地域包括ケア病床を設置して、６０日間を限度に心身が回復し安心して在宅復帰していただけるよう医師や看護師、リハビリ職員、社会福祉士等の多職種の職員が連携し退院、退院後のケアについて支援させていただきます。
流れとしては、下のイラストのようになります。
入院・療養生活、退院後の生活などについて、不安なことがありましたら御遠慮なく何でもご相談ください。
