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院長の部屋

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平成30年4月 新年度を迎えて

 高千穂町国民健康保険病院のホームページへお越し下さいまして、ありがとうございます。

 今年の3月で、内科医長の伊瀬知先生が退職されました。先生は、3年前の4月から当院に非常勤医師として勤務され、2年前からは常勤医として、当直も担当してもらいました。当初から先生は、在宅医療に興味があって、ゆくゆくは開業したいということでした。高千穂町内に開業する土地や建物を探していらっしゃいましたが、結局は、出身地である鹿児島県内で開業されることになりました。先生は胃カメラや大腸カメラだけでなく、ERCPと言う、胆管(胆汁が通る管)や膵管(膵液が通る管)を造影する検査や、これを用いて治療する手技にも精通されていました。また患者さんの訴えをよく聞いて、病気のことや検査結果などを詳しく説明してくださるということで、患者さんやご家族からも大変慕われていましたので、非常に残念です。ただ、先生は高千穂峡や高千穂の神社が大好きで、今後も高千穂には来たいとおっしゃっていました。
 
 外科の有馬先生は、卒後9年目で、胃カメラや大腸カメラ、外科の入院・外来患者さんの診療に当たってくれました。先生は非常に丁寧な話し方で、患者さんにも優しく接してくれました。4月からはアメリカ合衆国のボストンの研究所に留学します。
 
 整形外科の北島先生は、昨年10月からの勤務で、部長の塩月先生とともに、手術や整形外科の入院・外来患者さんの診療に当たってくれました。外傷の救急患者さんも、積極的に治療してくれました。4月からは串間市民病院に異動になります。
 
 変わって内科に二宮先生、整形外科に北堀先生が来てくれました。二宮先生は卒後6年目で、前任地は県立宮崎病院、精神科的な治療にも詳しいと言うことでした。日向市の出身です。北堀先生は卒後4年目で、前任地は宮崎大学医学部附属病院でした。早速、塩月先生と忙しく手術しています。 
 
 話は変わりますが、1年前に、やっと言語聴覚士が確保できてから、耳鼻科医師、言語聴覚士、管理栄養士、病棟スタッフを中心とする摂食・嚥下チームがうまく機能して、成果を出しています。言語聴覚士は言葉によるコミュニケーションに問題がある方に専門的サービスを提供し、自分らしい生活を構築できるよう支援する専門職です。また、摂食・嚥下の問題にも専門的に対応します。当院には、脳梗塞、脳出血の後遺症のため、あるいは加齢による筋力の低下のため摂食・嚥下障害をきたす患者さんが多数いらっしゃいます。 先日、私の患者さんも重症の尿路感染症の後、食事が取れなくなっていました。食欲が落ちていただけでなく、飲み込み(嚥下)が悪くなっていたのです。そこで、この摂食・嚥下チームに嚥下評価、嚥下訓練をしてもらい、今では充分に口から食事が取れるようになりました。 
 
 また、病院に隣接する保健福祉総合センター(げんき荘)で、年に4回、生活習慣病における医療・地域連携会議を開いています。これには当院から院長、内科医5名、看護師、管理栄養士、げんき荘から所長(当院の興梠副院長が兼務)、事務系職員、保健師、管理栄養士、役場から福祉保健課の職員が参加しています。ここでは、高千穂町の検診結果の分析、町における健康課題の明確化、課題に対する取り組みなどを話し合います。 げんき荘の保健師たちは、豊富な検診データを持っており、それらを集計してこの会議で報告してくれます。また、糖尿病や高血圧の患者さんや、その予備軍の方に生活指導を行っています。これらの専門職との協力により、病気になる前の段階で、生活習慣病を食い止められればと思います。 
 
 本年度も、皆さんが気持ちよく、安心して町立病院を利用していただけますよう、職員一同、頑張ってまいりますので、よろしくお願いします。

平成30年4月
病院長 久米 修一

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